予讃線を走る普通電車
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 国鉄分割民営化の直前の1987年3月のダイヤ改正で高松〜坂出、多度津〜観音寺・琴平間が電化されることとなり、四国初の電車となる121系が投入された。その後、瀬戸大橋線の電化開通、1990年の伊予北条〜伊予市電化、1993年には観音寺〜伊予北条間電化に伴い7000系が投入され、予讃線松山以東の普通列車は電車により運行されている。2008年3月までは土讃線や高徳線の気動車の運用、気動車の検査送り込みを兼ねて、松山〜高松間にてキハ58系による運行もあったが、キハ58系の廃止に伴って気動車による普通列車は廃止された。
6000系 7000系 7200系 過去に走った列車(113系)

6000系
 1996年に111系の置き換えを目的に3両2編成が投入された。転換クロスシーとが導入されるなど、213系に準じた社内設備となっており、投入当初は岡山〜観音寺・琴平間の普通列車として活躍していたが、2000年にJR東日本から譲渡された113系の改造車が3編成投入され、瀬戸大橋の運用は消滅した。長らく高松〜観音寺・琴平間の運用に就いてたが、2019年に瀬戸大橋線直通の普通列車の廃止とともに113系が廃止された後は、6000系に7000系を連結した4両編成が朝・夜の高松〜伊予西条間の運用に就いている。朝と夜以外の日中はほとんど車庫で眠っており日中の運用はほとんど設定されていない。
 2022年には第1編成が、2023年に第2編成の行先方向幕がLED化され、「普通+行先」「快速サンポート+行先」の表示を見ることができる。
 
編成表 
高松方面  Mc T Tc'  伊予西条方面   
第1編成 6001 6201  6101 
第2編成 6002 6202  6102    
6000系第1編成
▲多度津駅 2003.9.7 SERIES 6000 ロゴ 2003.9.7  
 ▲高松駅 2004.9.13 ▲川之江〜伊予三島間 2022.8.13
←行先方向幕がLED化
 ▲丸亀〜讃岐塩屋間 2023.8.13  
6000系第2編成
▲多度津駅 2003.9.7 ▲川之江〜伊予三島間 2022.8.13
←行先方向幕がLED化
▲川之江駅 2023.8.13  

6000系 7000系 7200系 過去に走った列車(113系)

7000系
 1990年の予讃線伊予北条〜伊予市間の電化に合わせて両運転台で制御電動車の7000形が8両、片運転台で制御車(トレーラ車)の7100形が4両製造された。1992年の観音寺〜新居浜間の電化開業時に1993年の伊予北条までの電化を見据え、7000形17両、7100形7両が製造された。2024年現在、高松運転所と松山運転所に所属している。なお、7003は踏切事故により、JR四国では普通電車では初の廃車が発生している。
 投入当初よりワンマン運転を前提とした設備が備わっており、運賃箱、、整理券機が設置されている。7000形単独運転の他、7000形+7100形、7000形+7000形、7200系+7000形、6000系+7100形、6000系+7000形などの多彩な編成を見ることができる。7100形は必ず松山方面に連結される運用となっており、7000形は前後で電気連結器の形状が異なる。
 GTOサイリスタによるVVVFインバータが特徴であるが、7016のみ試験運用でIGBTサイリスタに換装されていた時期があった。2016年頃よりワンマン幕のLED化が施工されており、2017年頃よりVVVインバータの更新が始まっている。また、2018年頃より121系の7200系化改造に合わせて車内の運賃表が液晶タイプに変更された。行先表示は快速表示ができるように更新されたものの、幕タイプのままとなっている。
 2005年頃より半自動ドア取り扱いが開始されるに伴い、ドア開閉ボタンが設置された。
7001
▲今治駅 2019.12.22 ▲松山駅 2021.2.7
7002
 
▲川之江駅 2020.7.25 ▲川之江駅 2024.1.2
7003
▲川之江駅 2014.7.21 ▲川之江駅 2014.7.21
 
▲川之江駅 2022.1.2  
▲7000系パンタグラフ 2022.1.2 ▲7000系車内 液晶化された運賃表示 2022.1.2
 
▲箕浦駅〜川之江駅間 2023.12.29
 7004 
▲多度津駅 2023.8.13 ▲松山駅駅 2024.2.18
7005 
▲松山駅 2023.4.23
7006
▲川之江駅〜伊予三島駅 2023.10.7 ▲松山駅 2024.10.20
7007
▲松山駅 2024.2.18
7008
 
▲松山駅(新) 2024.9.29  
7009 
 
▲松山駅 2024.2.18  
7010 
▲川之江駅〜伊予三島駅 2020.7.25
7011 
▲箕浦駅〜川之江駅間 2023.12.29  ▲松山駅 2024.7.7
7012  
▲箕浦駅〜川之江駅間 2023.12.29
7013 
▲松山駅 2011.5.6 ▲伊予三島駅 2014.7.21
▲松山駅 2019.9.8 ▲箕浦駅〜川之江駅間 2022.5.2
7014 
 
▲観音寺駅 2003.9.7 ▲川之江駅〜伊予三島駅間 2021.7.23
▲市坪駅〜北伊予駅間(重信川) 2022.5.8  
▲讃岐府中駅〜国分駅間 2022.12.31 7200系と併結して走る姿  
7015  
 
▲松山駅 2005.12.30  
7016 
▲琴平駅 2006.9.4 ▲松山駅(新) 2024.9.29
7017
 
▲松山駅 2024.2.18  
7018
▲高松駅 2014.11.18 ▲松山駅(新) 2024.9.29
7019
▲高松駅 2004.9.13 ▲高松駅 2022.9.17
7020
 
▲川之江駅〜伊予三島駅間 2007.1.4  
▲国分駅 2022.12.31 7200系との併結運転 ▲高松駅 2022.12.31
7021
▲川之江駅 2007.7.30 ▲松山駅 2019.12.22
 
▲川之江駅 2020.7.25  
7022
▲多度津駅 2006.9.6 ▲国分駅 2022.12.31
7023
 
▲松山駅 2024.2.18  
7024
▲松山駅 2023.4.23 ▲松山駅 2024.2.18
7025
▲川之江駅 2004.8.31 ▲伊予西条駅 2014.12.30
7101
▲観音寺駅 2005.8.24 ▲新居浜駅 2014.3.22
7102
▲箕浦駅〜川之江駅 2021.7.24 ▲多度津駅 2024.1.2
7103
Comming Soon  
   
7104
 
▲坂出駅 2010.12.25  
7105
 
▲松山駅 2024.2.18  
7106
▲川之江駅 2014.7.21 ▲高松駅 2020.1.2
7107
▲多度津駅 2004.3.1 6000系との併結運転  ▲川之江駅 2023.8.13 6000系との併結運転
7108
▲関川駅 2004.3.1 ▲関川駅 2004.3.1
 
▲川之江駅 2014.7.21  
7109
 
▲高松駅 2022.12.31  
7110
▲観音寺駅 2005.8.24 ▲川之江駅 2014.12.30
 
▲丸亀駅〜讃岐塩屋駅間 2023.8.13 6000系との併結運転  
7111
 
▲国分駅 2022.12.31 6000系との併結運転   

6000系 7000系 7200系 過去に走った列車(113系)

7200系(旧121系)
 1987年3月ダイヤ改正で、予算本線高松〜坂出間、多度津〜観音寺・琴平間の電化に伴い国鉄が121系を投入した。登場当時は赤色帯であったが、JR四国発足と共にコーポレートカーラーの水色ラインに変更された。 ボディはステンレス製で国鉄末期の211系や205系に即した錆びにくい設計であるものの、台車や機器類は103系等の廃車発生部品等を流用して製造された。投入当初より、運用区間は高松〜琴平・伊予西条間となっており、2024年現在も変わらない。
 2011年より第1編成、第2編成が順次ワンマン化改造され、帯の色が登場当時と同じ赤色に戻っている。その後、2016年より大幅リニューアル工事が順次施され、抵抗制御からインバーター制御に更新され、形式も7200系に変更され、デザインも一新された。7200系は全車ワンマン対応となっており、ワンマン運転で2両編成のドア扱いも行うようになっている。
 121系運行時代は観音寺〜伊予西条駅間は早朝、夜の時間帯しか運用されていなかったが、7200系更新後は日中も伊予西条まで運用されるようになった。

編成表 
高松方面  Mc Tc'  伊予西条方面   
R01〜R19 7201〜7219
(クモハ121-1〜19)
7301〜7319
(クハ120-1〜19) 
R01
▲讃岐塩屋駅 2023.8.13 7000系との併結運転 ▲伊予三島駅〜川之江駅間 2023.12.31
R02
Comming Soon
R03
▲坂出駅 2022.12.31
R04
▲伊予西条駅 2018.5.5 ▲国分駅〜讃岐府中駅間 2022.12.31
R05
▲讃岐府中駅 2022.12.31
R06
▲琴平駅 2024.1.2
R07
▲坂出駅 2022.9.17 ▲多度津駅 2023.8.13
R08 
▲高松駅 2022.12.31  
 
▲川之江駅 2005.8.23  
R09
▲坂出駅 2022.12.31 ▲観音寺駅 2022.12.31
 
▲多度津駅 2003.9.7  
R10
 
▲伊予三島駅 2024.8.4  
 
▲高松駅 2014.11.18   
R11
 
▲多度津駅 2023.8.13  
▲高瀬駅 2005.1.4 瀬戸内びんび列車 
 
▲2005.1.4 瀬戸内びんび列車車内の天井  
R12
▲川之江駅 2022.1.2 ▲伊予三島駅〜川之江駅間 2023.12.29
 
▲多度津駅 2014.4.20  
R13
 
▲多度津駅 2023.8.13  
R14
▲川之江駅〜箕浦駅間 2022.5.2 
R15
▲高松駅 2020.1.2  
 
▲坂出駅 2009.1.3  
R16
▲高松駅 2017.8.25 ▲讃岐府中駅〜国分駅間 2022.12.31 7000系と併結して走る姿
 
▲高松駅 2004.9.13  
R17
▲多度津駅 2022.1.2  
R18
 
▲川之江駅 2024.1.2  
 
▲高松駅 2006.9.6  
R19
 
▲讃岐塩屋駅 2023.8.13  
 
▲LED化されたヘッドライト ▲ワンマン化対応された運転席後部
▲液晶ディスプレイの運賃表 ▲インバータ制御化されても変わらない運転席
▲四国で普通電車に初採用された転落防止幌 ▲7200系ロゴ

6000系 7000系 7200系 過去に走った列車(113系)

過去に走った普通電車
 113系 
 瀬戸大橋線開通に伴い投入された老朽化した111系の置き換えのために、1999年にJR東日本より4両編成3本を購入した。2000年〜2001年にかけリニューアル改造工事が行われた。 車内は6000系に準じた転換クロスシート、ドア開閉ボタン付き半自動ドア、ドアチャイム設置などの改造が施され、先頭車の前面はヘッドライトが4灯式で、行先方向幕は貫通扉に設置された。また、6000系同様、無人駅で車掌が切符を集めやすいよう、中間車に車掌室が設置された。
 編成ごとに異なる塗装が施され、特徴的な姿となっている。琴平・観音寺〜岡山間の瀬戸大橋線直通の普通列車の他、伊予西条・琴平〜高松間の快速サンポートや普通列車として活躍した。2019年3月のダイヤ改正で瀬戸大橋線直通の普通列車廃止に伴い、113系もすべて廃車となった。

編成表 
高松方面 Tc M M' Tc 伊予西条方面   
第1編成 クハ112-1
(クハ111-532)
モハ112-1
(モハ112-257)
モハ113-1
(モハ113-257)
クハ113-1
(クハ111-223) 
第2編成 クハ112-2
(クハ111-529)
モハ112-2
(モハ112-270)
モハ113-2
(モハ113-270)
クハ113-2
(クハ111-198)
 
第3編成 クハ112-3
(クハ111-526)
モハ112-3
(モハ112-272)
モハ113-3
(モハ112-272)
クハ113-3
(クハ111-222)
 
第1編成(スカイブルー+グリーン) 
▲高松駅 2005.9.9  ▲高松駅 2007.8.4 
第2編成(パープル+レッド) 
 
▲高松駅 2004.9.13   
第3編成(イエロー+オレンジ)
▲宇多津駅 2009.3.25  
 ▲ドア開閉ボタン  ▲琴平駅 2014.4.20 

6000系 7000系 7200系 過去に走った列車(113系)



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