予讃線松山以西(予土線)を走る普通列車 特集
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 予讃線松山以西(松山〜宇和島間)は非電化区間であり、予讃線で唯一気動車が活躍している区間である。また、予土線(宇和島〜窪川間)にも松山運転所の気動車で運用されており、2022年12月現在、キハ32形1〜15、キハ54形1〜12、キハ85系3000番台(3103、3105〜3107、3109、3110)の計33両が運用にあたっている。
 2024年3月現在、キハ32形15号機が高知運転所へ、17、21号機が高知運転所から松山運転所へ転属になった模様。
<キハ32形>
 また、海洋堂とコラボしてキハ32形3号機はホビートレインミニ新幹線、4号機ホビートレインかっぱうようよ号に、5号機は鬼北町とコラボして鬼列車として予土線で活躍している。この3両は予土線固定運用となっており、多度津または松山での検査が必要な時のみ定期列車に連結されて松山〜宇和島間の運用に入る。伊予双岩〜伊予石城間の笠置峠、下宇和駅〜立間間の法華津峠をエンジン1基のキハ32形で走行するのはパワー不足であるため、八幡浜〜宇和島間の単独での運転は設定されていない。
<キハ54形>
 キハ54形は、キハ47形、キハ58系の引退により全車が松山運転所に配置された。2022年12月現在キハ54形4号はしまんトロッコ仕様、6号機はすまいるえきちゃん号、7号機はおさんぽなんよとして松山〜宇和島〜窪川間で運用されている。
<キハ185系3000番台>
 2000系の投入によって余剰となったキハ185系を急勾配が続く予讃線松山以西に投入するために0番台2両、1000番台8両が3000番台に改造された。改造によりキハ32形、54形、58系との連結が可能となった。その後、普通列車の削減、キハ54形の転属により余剰となり、トイレ付3000番台はすべて特急仕様に戻され、トイレ無し3100番台2両は四国まんなか千年ものがたりと、伊予灘ものがたりに改造された。2022年12月現在、早朝の上り1本、下り一本のみの運用となっており、宇和島に到着した列車は翌朝まで宇和島運転区で休んでいる。
キハ32形 キハ54形 キハ185系3000番台 過去に走った列車

キハ32形
キハ32-1
▲窪川駅2006.9.5 スカートがない姿
キハ32 1 - 11は新潟鐵工所製(現新潟トランシス)で前照灯・尾灯は独立した丸形、窓サッシは黒色が特徴
松山運転所には2022年12月現在1〜11号機が配置されている。
 ▲川奥信号所ですれ違う 2017.3.12  
キハ32-2
▲松山駅 2005.12.30 ▲喜多灘〜串間 2022.10.1
キハ32-3
▲宇和島駅予土線3兄弟ウィンタークルーズ号 2022.12.3
 キハ32-4 
▲窪川駅かっぱうようよ号  2027.3.12
 
▲宇和島駅予土線3兄弟ウィンタークルーズ号 2022.12.3 
キハ32-5 
▲宇和島駅 鬼列車 2022.12.3 ▲窪川駅 JR四国色 2006.9.4
キハ32-6 
▲八幡浜駅 2016.12.24 ▲宇和島駅 2022.12.3
 
▲八幡浜駅 2022.11.27  
キハ32-7
キハ32-7  
▲八幡浜駅 2023.5.20  
キハ32-8 
キハ32-8  
▲松山駅 2023.5.20  
キハ32-9 
キハ32-9  
▲立川駅 2022.10.8  
キハ32-10 
 
▲江川崎駅 2006.9.5  
キハ32-11
キハ32-11  
▲八幡浜駅 2024.3.10  
キハ32-12
キハ32 12 - 21は富士重工業製で、前照灯・尾灯はユニット化された角形、窓サッシは無塗装なのが特徴。松山運転所には2022年12月現在12〜15号機が配置されている。
▲伊予大洲駅 2023.4.23  
キハ32-13 
 
▲八幡浜駅 2023.5.20  
キハ32-14
▲喜多灘〜串間 2022.10.1  
キハ32-15 
 
▲宇和島駅 2022.12.3  
キハ32-17
キハ32-17  高知運転所から後ろの21号機と一緒に転属してきた。
▲松山運転所 2024.2.18  

キハ54形
キハ54-1
▲多度津駅 2005.9.9 ▲坪尻駅 2005.9.9
▲土佐北川駅 2008.8.15 ▲多度津駅 2014.4.20
 
▲伊予大洲駅 2021.2.7 ▲伊予大洲駅 2017.2.12
▲下宇和駅 2022.9.4 ▲宇和島駅 2022.12.3
キハ54-2
 
▲八幡浜駅 2018.12.16
キハ54-3
▲高知運転所駅 2006.9.4  
▲宇和島駅 2022.12.3 ▲八幡浜駅 2022.11.27
 キハ54-4 
▲江川崎駅 2021.9.23 ▲江川崎駅 2021.9.23 トラ45000形トロッコを連結
▲窪川駅 2017.3.12 ▲伊予岩城駅 2021.1.9
トロッコ運転のない平日や、冬季は他のキハ54形と同じ運用で窪川〜宇和島〜松山間で運転されます。
キハ54-5 
▲伊予長浜〜伊予出石間 2022.11.27 ▲八幡浜駅 2017.2.12
キハ54-6 
 すまいるえきちゃん号
 ▲八幡浜駅 2022.5.15  
▲八幡浜駅 2023.5.20 
キハ54-7 
おさんぽなんよ仕様になる前はおむすびマンのステッカーが貼られていた。
▲八幡浜駅〜双岩駅間 2009.12.2  
▲伊予長浜駅 2019.9.8 ▲伊予大洲駅 2019.9.8
▲伊予市駅 2019.9.8 ▲下宇和駅 2022.9.4
キハ54-8 
▲伊予長浜駅 2019.9.23 ▲伊予長浜駅〜喜多灘駅間 2021.12.12
▲伊予長浜駅〜喜多灘駅間 2021.12.12 ▲伊予長浜駅〜喜多灘駅間 2022.5.8
 
▲市坪駅〜北伊予間 2022.5.8  
キハ54-9 
 
▲八幡浜駅 2011.5.1  
キハ54-10 
▲伊予大洲駅 2021.2.7 ▲西大洲駅〜伊予平野駅間 2020.3.8
▲双岩駅〜伊予岩城駅間 2016.2.7 ▲八幡浜駅 2022.12.3
▲伊予大洲駅 2022.5.15 ▲大洲駅〜西大洲駅間肱川橋梁 2022.11.27
キハ54-11 
 
▲西大洲駅〜伊予平野駅間 2020.3.8   
キハ54-12  
▲伊予大洲駅 2019.9.28 ▲八幡浜駅 2017.3.12 キハ185系と併結
▲八幡浜駅 2017.3.12 キハ185系との連結面 ▲卯之町駅 2017.3.12


キハ185系3000番台
キハ185-3103
▲八幡浜駅 2022.9.17 左側の車両
▲双岩駅〜伊予岩城駅間 2016.2.7 ▲伊予長浜駅〜喜多灘駅間 2021.12.12
  2016年頃は下り側に連結されていた。   
キハ185-3105
▲八幡浜駅 2021.2.7 ▲新谷駅 2021.12.12
▲伊予長浜駅 2022.11.27
キハ185-3106
▲双岩駅〜伊予岩城駅間 2016.2.7 ▲伊予平野駅〜八幡浜駅間 2022.5.8
▲八幡浜駅 2020.9.5 ▲八幡浜駅 2019.9.8
キハ185-3107
▲八幡浜駅 2022.9.17
▲伊予長浜駅〜喜多灘駅間 2021.12.12 ▲伊予長浜駅 2022.11.27
 キハ185-3109 
▲伊予平野駅〜八幡浜駅間 2022.5.8 ▲八幡浜駅 2022.12.3
▲松山駅 2009.8.3  
▲八幡浜駅 2005.12.30 ▲宇和島駅 2005.12.30
▲宇和島駅 2005.12.30 
キハ185-3110
▲新谷駅 2021.12.12 ▲宇和島駅 2021.4.18
▲八幡浜駅 2021.4.18 ▲八幡浜駅〜伊予岩城駅間車内 2021.4.18
キハ185-3113
▲八幡浜駅 2021.2.7 ▲八幡浜駅 2017.3.12
2021年頃は下り方面に連結されている。 2017年頃は上り方面に連結されていた。
キハ185-3013 
▲宇和島駅 2005.12.30 
今は無きトイレ付3000番台 トイレの側面にはJR四国のロゴが描かれていた。2006年に特急むろと増発のため特急用に戻された。



 過去に走った車両  
キハ47形 
 2022年現在、キハ47形は高徳線、牟岐線、徳島線で現役車両であるが、予讃線からは2016年3月ダイヤ改正で姿を消した。これは、内子線犬寄峠、予讃線笠置峠、法華津峠の急勾配があり、エンジンを1台しか持たないキハ47形には非力だったためである。キハ47は廃車または徳島へ転属となり、代わりに高知運転所からキハ54形が転属してきた。トイレを廃止にしたがるJR四国ではあるが、この形式に限ってはトイレ無しの1000番台が先に廃車になっており、トイレ無しは首都圏色に戻った1086号機のみである。
 ▲キハ47-1119 松山駅 2005.12.30  ▲キハ47-174 松山駅 2009.8.3 
キハ58系 
 松山運転所に配置されたキハ58形、65形は2006年頃まで江川崎〜宇和島〜松山〜多度津〜阿波池田〜高松〜引田間で運用された。2008年頃は松山〜八幡浜間の1往復のみの運用となり、2008年10月に運用を離脱した。
キハ58-301
松山駅
2005.12.30
キハ65-27
松山駅
2005.12.30

松山運転所のキハ58は必ずキハ65とペアとなって運用された。


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